4月27日、国交省は突然、国幹会議(国土開発幹線自動車道建設会議)を開催し、外環道などの事業化を決定しました。小泉政権下の道路改革で「白紙」とされてきた新整備路線でしたが、「経済対策」の大義名分があれば、なんでもOKなのでしょうか(そうでなくても、消費をあおる「エコポイント」は自動車・家電メーカーへの補助金だし、どこが環境にやさしいのか全くわからない。で、私たちが消費税で払うことになるんですよね…)。

「外環道は経済効果が大きい」などと報道されていますが、それもどうか。いまの計画は99年の古いデータを元にした予測であり、「国幹会議までには出す」と約束されていたはずの新交通需要予測による費用対効果の数字も結局出さずじまいです。
しかも、水とみどり、大気など環境を犠牲にし、インター、ジャンクション周辺だけでも1000戸(地上部街路をいれると3000戸!)の立ち退きで生活が犠牲になります。それだけの犠牲を払う価値が果たしてあるのか、住民がいくらたずねても、はかばかしい答えが返ってこないまま行われた、今回の決定は到底納得がいきません。
国幹会議を傍聴した方によると、委員がひとわたり意見を述べたあと、突然「採決します」で、誰かがぼそっと「異議なし」といったらそれで終わりだったとか。国会議員らからは「国幹会議開催自体突然すぎる」「外環には反対の声がある」との意見もあったそうです。たった16kmだけで1兆3千億という巨大プロジェクトです。それが「異議なし採決」とは…。
国幹会議当日の昼間、外環沿線の市民とともに、私たち地方議員も国交省へ出向き、国交省への申し入れと記者会見、庁舎前での宣伝をしました。インターチェンジ予定地の練馬・関町町会の女性は「私たちの町はゴーストタウンではない。人が住んで生活している町に、勝手に線をひいて出て行けとは許せない」と訴えました。外環沿線および都内の自治体議員は超党派・64名の連名で「外環の整備路線化を行わないよう」と申し入れをしました。
