杉並区議会6月議会・本会議一般質問で松尾ゆりは、「区長の政治姿勢」「教科書問題」「和田中夜スペ」について質問しました。以下はその抜粋です。
●憲法改正と集団的自衛権行使
山田区長が座長としてまとめた松下政経塾の提言書「日米関係『試練の時』」では「集団的自衛権の行使を違憲とする現行政府解釈を改めると同時に自衛隊海外派遣恒久法の整備が必要、さらに憲法9条2項の改正がのぞましい」としています。区長も同じ考えですか。
(区長答弁)そのとおりです。
また、「東アジア共同体」については「実態を伴わない空論」「あまりにリスクの高い選択」と否定的です。経済的にもアメリカ依存からの転換をアジアが追求する時代になっていますが、区長は提言と同じ考えですか。
(区長答弁)そのとおりです。
●歴史認識問題
歴史認識問題はアジアとの関係で避けて通れません。日韓、日中間などとの歴史認識の違いをどのように解決すべきと考えますか。
(区長答弁)歴史の評価は後世にゆだねる。2国の間で完全に歴史観が一致することはない。
●「日本よい国構想研究会」とは?
山田区長は、昨年末ぐらいから、雑誌の対談などで、「本格的に日本を良い国にする活動を展開します」「大きな改革の火種になる国民運動を起こそうかなと考えています」「将来を憂う心ある国民と平成世直し運動を起こす必要がある」とのべ、最近「日本よい国構想研究会」というグループを立ち上げましたがこれは?
(区長答弁)「日本よい国構想研究会」は国民運動ではなくシンクタンク。私は一研究員です。
●拉致問題講演会
6月2日に区主催で拉致被害者家族の講演会が開かれました。その場で区長は「日本の行き詰まりは日本人の精神の行き詰まり。本当の日本はどこにいったのか。プライドは、背骨はどこにいったのか、つきつけられている」とか、「日本人が一体となって、本来の日本を取り戻していきたい」と訴え、拉致被害者の支援よりも、拉致問題をきっかけにした国民運動の盛り上げのほうに力点があるように感じました。拉致問題を口実とした区長の政治運動であり、区政の政治利用ではありませんか。
(区長答弁)政治利用ではない。
●教科書問題では、教師の採択権尊重を
杉並区で「つくる会」の歴史教科書が採択されて4年、今年また採択の年です。前回採択において、学校現場の評価が最も低かった扶桑社版「つくる会」の歴史教科書が採択されたのは全く不当なことでした。
その上、教員の書いた「つくる会」の評価書を校長が書き換えさせるなど不正が行われました。今回の採択においては、このようなことがないよう、教員の採択権と現場の声を尊重してください。
(教育委員会次長答弁)教科書調査委員会の報告を十分に参考にします。
