理想の特養ホーム、道は険しく
先日、特別養護老人ホーム「サンフレンズ善福寺」の見学会に参加しました。同施設は2007年8月、杉並区内で初めての全室個室特養として開設されました。施設だけれど、我が家のようにすごせる場所として、長年の市民運動の理想を託した施設です。各個室には、それぞれ個人宅から使い慣れた家具や日用品を持ち込むことができ、また、トイレも各部屋ごとについています。定員が34名と小さい施設ですが、入所を待っている方がなんと300人と聞いてため息…。
所長さんのお話をうかがいました。これまでの施設で当たり前に行われていた介護、すなわち、入浴やトイレなどを、時間で決めて、流れ作業のように順番にするやり方ではなく、一人一人の生活のペースを大切に、たとえば起きる時間も一斉起床ではないし、入浴も脱衣から入浴、着衣と一連の流れを同じ職員が介助するというやりかたをとっているそうです。悩みはそのために人件費がかかり経営が厳しいこと。公費による支援が求められると思いました。
実は、この施設では何度かボランティアをさせていただきました。ご利用者さんや職員さんとの対話は、教えられること、励まされることがたくさんありました。皆様に心から感謝です。
