わくわくレポート166号 2014年11月
11月16日に行われる沖縄県知事選挙は、辺野古新基地建設が争点となっています。現職の仲井真弘多氏は昨年末、辺野古基地建設を承認しました。これに対して、翁長雄志前那覇市長が立候補し「新基地建設に反対」を訴えています。2013年1月に沖縄県全市町村が提出したオスプレイ配備反対と普天間基地の県外移設の「建白書」。その実現をめざす「オール沖縄」のたたかいに期待します。
講演会「島ぐるみでつくる沖縄の未来」
講演 玉城義和さん（沖縄県議会議員）
11月28日（金）18：30～
田町交通ビル6Fホール
参加費1000円 お問い合わせは、当サイトまで。
杉並区の「施設再編」説明会が開催されました。
【１】産業商工会館
[方針]
当初の予定（2015年3月末で廃止、解体）から変更、2015年10月まで存続。2015年11月～2016年10月まで工事＝2・3階部分を壊し1階建てで再開。
[コメント]
今回予定されている「減築」工事は約2億5千万円。一方、現在の施設に耐震工事を行えば1億円ですむとのこと。建物を半分に削るのに余計なお金をかける区の真意はどこに？会館廃止後の用途も「未定」としか説明しません。
【２】荻窪地域
[方針]
(1)旧若杉小学校は保育室に加え、日大幼稚園の建て替え代替施設などに使用。
(2)桃二小全面改築（あんさんぶる荻窪2階の荻窪北児童館廃止にともない、学童クラブ室などを併設）。
(3)天沼に新庁舎建設（税務署隣地の公務員住宅跡地）
[コメント]
なぜ「あんさんぶる荻窪」と税務署を交換するのか、いつまで使えるのか、新庁舎は無駄ではないか、などの疑問には今回も答えず。桃二小建て替えについて「どうして桃二で説明会を行わないのか」「他の問題と一緒ではなく桃二だけの説明会を行うべき」などの意見が出ました。「工事中は学校のすべての機能が仮設校舎にうつる。校庭やプールは使えないので隣の学校を使わせてもらう」という説明に保護者から不安の声。「学童クラブも仮設校舎へ」では、学童の子どもたちは校庭も使えず、最低2年間息の詰まる生活になってしまいます。また、この説明会で驚いたのは、特定の発言者に対して司会の職員が執拗に発言を妨害したことでした。質問が続くのに時間切れで終了したことも論外。
【３】永福南小・新泉小の跡地利用
[方針]
(1)永福南小＝校庭部分に特養を建てる。校舎部分はスポーツ施設。半分は撤去して「ビーチコート」をつくる。
(2)新泉小＝北校舎を撤去して特養を建てる。残った半分は専修大付属高校に賃貸する。
[コメント]
(1)「ビーチコート」とはビーチバレーなどビーチスポーツを行う場所。海もないのになぜこんな突飛な案が？校舎は築20年余と新しく高齢者仕様なのに、なぜわざわざ解体？(2)地域の避難場所として引き続き使えるのか、面積は半分になってしまうの？と不安の声が続出。野球やサッカーにこれまで通り使わせてほしいという要望に対して、区は「専大に聞かないと答えられない」区の財産なのに！
「バスハイクがなくなる」「監視カメラ設置」
杉並の福祉は…？
「来年からバス代が出なくなります」と世話人さんの言葉に皆びっくり。ある高齢者グループのひとこまです。この会では毎年1回恒例のバスハイクを楽しんで来たのですが、杉並区の補助金が来年から打ち切られるのだそうです。小さな会ですからバスといってもマイクロバス。わずかな補助金です。「介護予防」「健康づくり」と活動を推奨しているのに補助金を削減する杉並区のみみっちさ。
もう1つは、きわめて深刻な人権侵害。ある障害者団体の要望書のなかに「グループホームの個室に監視カメラ設置の動きがあり、やめさせてほしい」とありました。区との交渉のようすを聞くと「事業者の判断にまかせる」という回答とのこと。「あなたのリビングに監視カメラがあったらどうですか？」と聞くと「それはいやだけど」…障害者にはプライバシーはないのでしょうか。事業者にも区の対応にも唖然とします。