松尾ゆり

わくわくレポート 169号 2015年5月

「もはや辺野古は沖縄だけの問題ではない」
沖縄・辺野古基地反対に3万5000人

 5月17日、辺野古新基地建設に反対する沖縄県民集会が行われ、3万5000人が集まりました。昨年4回の選挙(名護市長選・市議選、県知事選、総選挙)でも明確に示された新基地建設の意思を、安倍政権は無視して、工事を進めています。

 これに対して県民大会では、「道理と正義は私たちにあり、辺野古に基地をつくることは不可能」と宣言しました。米軍基地の問題は、もちろん沖縄だけの問題でないことはいうまでもありません。全国からいっそうの連携が求められています。

松尾ゆり

<沖縄県民大会 決議文より抜粋>

「もはや『辺野古』は沖縄だけの問題ではない。わたしたちは今、この国の民主主義の在り方を問うている。」
「道理と正義はわたしたちにあり、辺野古に基地をつくることは不可能である。子どもたちや孫たち、これから生まれてくる次の世代のためにも、私たち沖縄県民は決して屈せず、新基地建設を断念させるまでたたかうことをここに宣言する。」

オスプレイを東京に配備!?

 5月8日、米軍のオスプレイが突然横田基地に飛来、さらに12日には外務省を通じて、今後10機のオスプレイを横田に配備するという米軍の方針が伝えられました。

 横田基地の地元自治体(福生市など5市1町)でつくる連絡会は、外務省、防衛省の説明に対して「突然の申し入れは大変に遺憾」とのコメントを出しています。

 首都東京へのオスプレイ配備で、いよいよ米軍基地問題は「沖縄だけの問題」ではなくなっています。

安保法制、国会審議へ

 政府は、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障法案を国会に提出しました。国会の論戦はこれからです。しかし、安倍政権は国会へ法案を提出する以前に早々と日米間で、集団的自衛権行使を前提とした「ガイドライン」の見直しを行い、さらに訪米した際には、米議会演説で「この法案を夏までに成立させる」と宣言しています。

 国会も国民もおきざりに対米従属をとことん深めていく安倍政権。日本の「独立」へ政治の転換が必要です。

児童館、科学館、あんさんぶる荻窪
施設再編は今年が山場 

 児童館、科学館、あんさんぶる荻窪の廃止はまだ区議会を通っていません。すべて今年度の区議会で審議されていく予定です。区民に情報を知らせず、区役所内部だけで、施設再編の既成事実化をどんどん進めようとする区長、区役所のやり方は重大な問題です。まだ間に合います!声を上げましょう!

●杉並区議会日程
第一回臨時会 5月18日
第二回定例会 5月28日~6月16日
どうぞ傍聴においでください。

天沼3丁目複合施設
(あんさんぶる荻窪の機能移転先)の説明会

 天沼3丁目複合施設説明会が 5月22日天沼小学校で開催されました。1月の説明会では、あんさんぶる荻窪の廃止についての説明会も開かれていないのに、建設の話がどんどん進められていておかしい、という意見がたくさん出ていました。あんさんぶる廃止を止めるためにも、積極的に参加し発言しましょう。

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