松尾ゆり
わくわくの日々

向井公園の保育園転用問題、地域から強い反対の声

●2016-05-22

 5月21日、久我山東原公園、そして下井草児童館となりの向井公園(通称ジャリ公)の説明会がありました。東原公園には約150名が参加、子どもも含む参加者がプラカードをかかげて抗議したとのこと。向井公園も同じくらいの人数。子どもたちも発言しました。当初1時間の予定(ありえない)でしたが、3時間まで延長、さらに近日中に2回目の話し合いをするという約束をしました。若い保護者から壮年の方まで、公園の大切さを訴え、「公園という文化が大事。それを守っている地域の努力を知ってほしい」「この公園がなければ子どもが遊ぶ場所がなくなる」とほとんど全員が訴えました。
(以下は、松尾のメモによる要旨です)

<印象に残った発言>

 保育園のママ「私も保育園に入れなくて苦労した。当事者だけど、公園はつぶしてほしくない。また認可にはこだわらない。認可にこだわれば、また来年も公園をつぶすことになるのでは」
 幼稚園・小学生のママ「緊急事態といえば何でもまかり通る世の中になることがとても恐ろしい。区役所の人は区長のいうことをそのまま聞くのではなく、区長のストッパーになって区民を守ってほしい。区議会も傍聴したがあれだけ意見を言ってくれた人が賛成して、可決されてしまうのは悲しい」
 小学生のパパ「公園で子どもたちがボール遊びをしている、というが、単なるボール遊びじゃない。子どもたちはこの公園で社会を学んでいる。幼児から大学生まで、いっしょに遊んだり、順番を待ったり、学校では学べないことを、しかも自ら学んでいる。ほかにこんな場所はありません」
 「いま部長は、困っている人(待機している保護者)をなんとか助けたい、とすばらしい発言をされた。いまここにいる子どもたち、公園がなくなりそうで困っている。助けなくていいんですか?」

<役所に対する提案>

 近所の男性「区が取得した600平米の用地に、まず保育園を建てればいい。それからどうするかを考えるのがスジ。最初から向井公園をつぶすという発想は順序が逆」
 幼稚園のママ「話をずっと聞いてきて、区役所は、2000名、来春まで、認可、という3つの縛りのなかで動きがとれないのだと思う。この縛りをどれかはずせば、もっとほかに候補があるはず」

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